Blast Motionでスイングを計測して定量化

野球

はじめに

 Blast Motion(ブラストモーション。ミズノ 商品名はBlast Baseball(ブラストベースボール))が発売されて、しばらく経ちました。わたしは7月に購入して、3か月使用しましたので、その使用感を記録したいと思います。

 Blast Motionは国内では、基本店舗で販売しておらず、ミズノの公式ネットショップや、ネット通販での購入が主な購入先になると思います。わたしはミズノ茶屋町店に行った際に、店員さんに置いてあるか?と確認したところ、店舗に取り寄せて、店舗で購入という形は可能と伺いました。別日にまたミズノ茶屋町店に伺う予定があったので、イレギュラーな購入方法ですが、店舗で購入という形になりました。

 これからBlast Motionを買う方に一点注意点ですが、基本的に実打でしか計測はできないので、素振りでは全く計測できないのでご注意ください。わたしは購入して説明書を読んでから、試しに素振りでとやってみたら測定できないことに気づきました。加速度センサーで、インパクト時の衝撃をベースにスイング軌道を計測しているので、一人で練習する場合は、置きティーなどのインパクトの衝撃がないと測定できません。

 わたしは基本的にバッティングセンターで測定して、自分のスイングの特徴を計測して、素振りなどでドリルをして、改善という感じで取り組んでいます。基本的に以下のサイクルで活用しています。

  • スイングのデータを計測
  • スイングのデータを確認して目標値に届かないパラメータを確認
  • Blastのドリルのポイントを意識して練習
  • スイングを改善

使ってみた感想

 データの見方に慣れるまで、結構時間がかかりましたが、3つのスコアが改善されていれば、スイングもよくなり、ボールをヒットにできる確率が向上します。

  • オンプレーン
  • バットと身体の角度
  • 回転

 バッティングセンターで20球1ゲームなので、20球の成績で上記の通り平均のスコアが確認できます。また、1スイング毎のスコアも確認できるので、例えば、1つのスイングで以下の通り、ちょっとスイングを変えるとオンプレーンの値が良いことがあります。

 また、上記3つのパラメータに更に構成要素のスコアがあります。例えば、バットと身体の角度の場合、バットと体の角度(構え)、バットと体の角度(インパクト)、スイング時間の3つのスコアが良い値だと、パラメータが良くなります。

 わたしの場合は、構えでバットを肩に乗せて、ソフトボールのような打ち方をすると、オンプレーンとバットと身体の角度のパラメータがかなり良くなるので、構えからヘッドの重さを使ってスイングすることに改善できる余地がありそうです。

 また、スイング自体の評価も確認できて、上記のパラメータにも影響するスコアが確認できます。下の写真が、軟式金属バットを使用した際のスイング評価データです。

 同じようなアッパースイング度とバット角度の、硬式木製バットを仕様した際のスイング評価データは以下の通りです。バットスピードに20キロくらい差が出ています。780gのバットと900gのバットなので、ヘッドスピードに大きな違いが出ています。

自分のデータを振り返って

 できれば、試合でのデータをとって改善できたらいいのですが、チームは公式戦しか試合を組まないので、試合での活用は難しい状況です。

 現時点で、各パラメータを上げるのに意識すると良いことは以下の通りです。

  • 構えで、バットと肘が90度になることを意識。腰を先に回して、ヘッドが身体の近くを通るようにする(ソフトボール打ち)
  • 構えでバットを寝かせる。インパクトを身体の近くにしながら、右肘を入れてバットと身体が90度でインパクトする。できるだけ上半身の傾きをつける。
  • 始動からインパクトまでの時間を短く、最短距離で出す。

 上記の全てを意識すると、ごちゃごちゃになるので、日によって意識するポイントを変えながら取り組んでいます。

 各パラメータの改善の推移データはまた、別記事で紹介したいと思います。

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